除草剤のタイミングは?
即効性のある茎葉処理型の除草剤を散布する時期やタイミングについてまとめてたいと思います。
今生えている雑草を枯れさせるために効果的な茎葉処理型の除草剤は、液体タイプのものが多いんです。
しっかりと適切な時期を考慮して、散布していきましょう!
茎葉処理とは?
作物や雑草の茎葉部に農薬を処理することです
4〜10月がもっとも効果を発揮する
茎葉処理型の除草剤は、4〜10月ごろの雑草が生い茂る時期に散布するのがおすすめです。
すでに生い茂っている雑草に効果があるため、雑草が成長したタイミングで使用しないと十分な効果を発揮することができません。
またこの時期は雑草の成長スピードが早くなるため、雑草の成長具合をみながら早めに散布しておくと良いでしょう。
雑草が大きくなる前に散布する
すでに生い茂っている雑草に効果のある茎葉処理型の除草剤ですが、逆に雑草が成長しすぎたタイミングで使用すると、枯れた後の処理が大変です。
また大きい雑草は水分を多く含んでいるため、乾燥するまでに時間がかかってしまいます。
目安として10cmほどの雑草であれば、迷わず散布するようにしましょう。
晴れが続く日に散布する
茎葉処理型の除草剤は液体タイプが多いため、一日中晴れる日を選んで散布するようにしましょう。
なぜかと言うと、雨や風によって薬剤が雑草に吸収される前に流されてしまうからです。
より薬剤の効果を発揮するためにも、ムラなく散布することが大切です。
雑草全体にまんべんなく、全体が濡れるように散布をしましょう。
土壌処理型の散布時期とポイント
土に粒タイプの薬剤を撒く土壌処理型は、これから生えてくる雑草の予防に効果的な除草剤です。
散布する時期によっては夏場に生える雑草の抑制にもつながるため、適切な散布時期を見極めましょう。
春先と秋がもっとも効果を発揮する
土壌処理型の除草剤は、2〜3月の春先や9〜10月の秋口に散布するのがおすすめです。
薬剤が土に吸収されて効果を発揮するまでには、時間がかかることが特徴です。そのため、雑草が育ち始める前の春先に散布することで、もっとも効果を得られるでしょう。
効果がで始める頃には、夏に向けて成長する雑草の成長を抑制する効果も期待できます。また雑草の繁殖期に合わせて効果を発揮するため、翌春の発生も抑えることができるのです。
また土壌に吸収された薬剤は持続期間が長く、短いものでも3ヶ月、長いものだと9ヶ月ほど効果を発揮します。
年間を通して夏頃と秋頃の2回に分けて散布することで、雑草の生えにくい環境を通年作ることができます。
草刈り直後などのタイミングで撒く
土壌処理型の除草剤は雑草が生い茂っている状況だと、地中に薬剤が届かないため効果を最大限に発揮することができません。
そのため土壌処理型の除草剤を撒く前には、しっかりと草刈りをした後など、雑草が生えていない状態で散布する必要があることに注意が必要です。雑草が生い茂っていると効果を発揮できないため、ムラなく雑草を刈っておきましょう。
雨上がりや雨が降った翌日に散布する
粒タイプの薬剤のため、強い雨や風の日に散布すると遠くまで飛散する恐れがあるため注意が必要です。とはいえ、基本的には時期を問わずいつでも散布することができるため、天候を見ながらタイミングを見計らいましょう。
前日に雨が降るなど、土の表面が湿っている状態だと一番タイミングがいいと言えます。
土が湿っていることで、薬剤が溶けやすく風が少しくらい吹いても飛ばされません。
- この記事が書かれた日:2023年08月01日
- カテゴリー:除草作業に関する豆知識等